流れのほとりNO.33
クリスマスおめでとうございます!
クリスマスが近づいてきました。上水めぐみキリスト教会では3回クリスマス礼拝を行います。
19日にクリスマス特別礼拝、
24日クリスマス・イヴにイヴ礼拝(キャンドルライト・サーヴィス)そして
26日の日曜日にクリスマス礼拝をもちます。
是非いらしてください。
<クリスマスの思い出>
皆さんはクリスマスと言うと、どんな思い出がありますか?
我が家では両親がクリスマスの朝起きると、枕元にクリスマスプレゼントを置いてくれました。靴下のかたちをした小さな入れ物にキャンディーが入っている物でした。両親はクリスチャンでなかったので、小学生になってからはクリスマスプレゼントをもらった記憶はありません。
<教会でのクリスマス>
中学生になって学校の友達に紹介されて聖書を読み、教会に行くようになり、クリスチャンになってからは教会でクリスマスを祝いました。1950年代でしたから、教会でのクリスマスは聖書を読み、クリスマスの讃美歌を歌い、ほんの少しの茶菓でお祝いする質素なものでした。アメリカ人の宣教師が私たちの教会の人をご自宅に招いて下さったこともありました。その時は、讃美歌を歌い、ご馳走を食べ、ゲームをして楽しく、豪華だな~と感じて過ごしたのを覚えています。
大学生時代を過ごした北海道でのクリスマスはホワイト・クリスマスでした。クリスマス・イヴ礼拝が終わってから、雪道を歩いて病院や施設、高齢者の家を訪れ、クリスマスキャロルを歌いました。とにかく寒かった、と言うのが印象に残っています。これとは逆にシンガポールやタイという熱帯で経験したクリスマスは暑いクリスマスでした。
<グリーンクリスマス>
シンガポールでもタイでも教会の青年たちはクリスマス・イヴの夜、夜中じゅうクリスチャンたちの家を訪ね、クリスマスキャロルを歌います。タイの田舎では訪問が広範囲に及びますから、ピックアップトラックをチャーターして青年たちは荷台に乗り、一軒一軒訪問します。青年たちの訪問を迎える人たちは、スナックのような食べ物と飲み物を用意して彼らを迎えます。深夜に静かなタイの田舎の農家に若者たちの歌声が響きます。この時期はタイでは乾季に入り、涼しい時期、農閑期です。星が一杯の空が美しい夜でした。田舎と違ってバンコクに住んでいた時には星空はありません。深夜でも車が行き交い,喧騒の中、青年たちは自家用車何台かに分乗して教会関係者の家々を訪問します。彼らは訪問順番を決めていて、我が家には午前3時半から4時頃に来ると教えてくれます。その上、私たちに日本のスナックを用意してくれるように注文します。妻は軽食を準備し、眠い目をこすりながら、今か今か、と彼らの来るのを待ちます。家の前でクリスマスキャロルを数曲、家の中に入ってからまた1曲歌うと、疲れも見せずに妻の用意したスナックを美味しい、と言って食べ、早朝に我が家は若い人たちの歌声と笑い声がはじけて喜びで熱気球のように膨らみます。喜びとエネルギーに満ちたクリスマスでした。
日本ではこのようなことをしたら、近所迷惑になり訴えられます。
私たちは静かに聖書を読み、キャンドルの灯の下で、キャロルを賛美し、祈り、クリスマスの意味をかみしめながらお祝いします。これがクリスマスのふさわしい迎え方でしょう。
あなたは今年どのようにクリスマスを過ごされますか?