日本福音キリスト教会連合

流れのほとり NO.35

 
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2022年4月から「上水めぐみキリスト教会」の牧師。 サイクリングやジョギングが趣味。

早いもので、コロナ、コロナと毎日コロナ感染者数に一喜一憂していましたら、もう1月も下旬になりました。

<固めと柔らかめ>

寒い日が続き、コロナのことも加わって自分の健康のことを意識する日々です。私は中学、高校、大学と運動部に入部して運動に明け暮れして健康的に恵まれてきました。ところが、今から30年ほど前に片目を失明してしまいました。それからは「からだは片目(カタメ、固め)だが、性格は柔らかめです」と冗談を言っています。また、20年ほど前には急性心筋梗塞を起こしました。病院に行くのが遅かったせいで、お医者さんの懸命の努力にもかかわらず、心臓の筋肉(心筋)の半分が壊死してしまいました。私は「心臓(heart)は半分ですが、全心(wholehearted)で働いています」と外国人の友人たちに英語で冗談を言っています。退院する時にお医者さんは旨いアドバイスを言われました。「牧野さん、今までは2000ccの車に乗っていたけれど、これからは軽自動車に乗っているつもりで生活して行ってください」と。それからは散歩以外の運動は禁止になりました。まあ、キリスト教運動は続けていますが。私が「心臓の半分が死んでしまったのですよ」と言うと、「えっ、心臓半分切り取ったのですか?」と言われ、真にぞう~としました。そんなことしたら生きてはいられません。

「心臓は元のままくっついていますが、半分は縮まなくなっちゃったのです」と、補足して説明しています。

片目になると、景色も視野も狭くなりました。人込みでよく他の人とぶつかり、迷惑を掛けるようになりました。と同時に、白い杖を持っておられる視覚障害を持っておられる方々がすぐに目にはいるようになりました。二つの目は英語ではtwo eyes ですから、私はsingle eye シングル・アイになりました。英語のシングルには、誠実なとか、正直な、と言う意味がありますから、シングル・アイは「誠実な愛」と意訳できます。

<非常によかった神のかたち>

聖書によると、神様は人間を「神のかたち」として創造されました。また、その創造物である人は「非常によかった」のです。つまり、人間は誰ひとりできそこないの人間はいなかったのです。一人一人みんな「非常によかった」のです。ところが、人間は「神のかたち」であるのに、真の神様を忘れ、神様との約束を守らず、神様に従うのではなく、自己中心に生きました。このことにより、人間は「神のかたち」を歪め、壊してしまいました。これが聖書が教える「罪」です。罪のため、私たちの世界には様々な問題が起こり、争いや混乱が起き続けています。

<キリストのからだの部分>

イエス・キリストが十字架上で死んで、私たちの罪の身代わりをして下さったことを信じ受け入れる時に、私たちの罪は赦され、私たちに新しいいのちが与えられると教えています。この新しいいのちを受けて新しく生まれた人がクリスチャンです。クリスチャンとは、キリストにつながり、そのからだの部分になることだ、とも教えています。そのキリストのからだには多くの部分があります。あるクリスチャンは、耳、口、鼻、目、足などと、違った役割をする部分です。実は、神様が人間を創造された時、人間は元々一人一人神様の違った部分となるべきものとして創造されたのです。それが人間の「罪」によって歪められてしまったのです。

クリスチャンになる、ということは、元々の「神のかたち」の人間に新しく造りかえられることなのです。一人一人が違った役割、働きをして、

「からだの中に分裂がなく、各部分が互いのために同じように配慮し合うためです。」(Ⅰコリント12:25)
あなたはキリストのからだのどの部分でしょうか?

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2022年4月から「上水めぐみキリスト教会」の牧師。 サイクリングやジョギングが趣味。

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