日本福音キリスト教会連合

流れのほとり NO.27

 
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2022年4月から「上水めぐみキリスト教会」の牧師。 サイクリングやジョギングが趣味。

<大雨と大洪水>

8月の初め、猛暑が続いていました。テレビの気象情報で来週は雨の日が続きます、と言われた時は信じられませんでした。雨が乾いた地を潤し、恵みの雨になるな、と喜び、私は軽く聞き流していました。ところが、この雨はまるで梅雨のようで、予報通り沖縄と北海道を除いた日本全国で強い、長雨が続いています。玉川上水の水も音を立てて流れています。各地で大雨による河川氾濫の被害が出ています。特に九州はひどいようです。昨年、一昨年と熊本では大雨や台風の被害が出ましたが、今度も洪水の危険があるようです。佐賀県や長崎県とキリシタンの関係でなじみのある地名が被害地として報道されています。

<ノアの箱舟>

雨による洪水の被害が出ると、思い浮かぶのが聖書に記されているノアの洪水です。そのことが旧約聖書の創世記6章から9章にかけて書かれています。ストーリーはこういうものです。神によって創造された人間の人口が増えてくると、「地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのを神はご覧になった。・・神は悔やみ、心を痛められた」(6:5)のです。「そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう。」(6:7)そこで神はこの暴虐に満ちた人間すべてを滅ぼすことにしました。そのような中、ノアは、「神の心にかなった、正しい全き人で、神とともに歩んでいる人でした。」(6:9)そこで神はノアに命じて大きな箱舟を造らせ、そこにノアの家族8人とあらゆる種類の動物を一つがいずつ入るように命じたのです。ノアの家族とすべての動物たちが箱舟に入ると、神はその戸を閉じました。それから40日間雨が降り続き、洪水が地表を完全に被い、すべての人間は滅ぼされた、という出来事です。

雨が止んだ後、水は徐々に引き始め、40日後ノアが箱舟の窓を開きカラスを放し、次に鳩を放し、水の引き具合をチェックしました。二回目に鳩を放すと、鳩はオリーブの若葉を加えて戻ってきました。この姿をデザインしたのが、昔のたばこピースの箱に描かれていました。今でも平和の象徴として「若葉をくわえた鳩」がしばしば描かれます。このようにして地上にはノアの家族8人しか残されませんでした。(トヨタの8人乗りのバンがノアと命名されているのはこの聖書の話から来ているのでは?と私は思っています。)

この出来事を通して聖書は、神様は私たち人間の行状を御存じで、人間の罪を裁かれるお方であること、神の前に正しいとされる者を救われることを教えています。ですから、イエスは私たちの罪のために、十字架上で死に三日目によみがえられてから、天に上り、再び地上に来られることを預言してこう教えられました。

<イエス・キリストの再臨>

「人の子(イエス)の到来はノアの日と同じように実現するのです。洪水前の日々にはノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていました。洪水が来て、すべての人をさらってしまうまで、彼らには分かりませんでした。人の子の到来もそのように実現するのです。」(マタイ24:37~39)

しかし、イエスが再臨する日や時は、神様以外の人間には誰も知ることができません、と聖書ははっきりと教えています。ですからイエスは「目を覚ましていなさい。用心していなさい。」と私たちに警告しています。

ノアが陸上に大きな舟を造っているのを見た人々は彼をバカにしたり、何をやっているのだ、と無視していたかもしれません。同じように、現在も多くの人が聖書?そんな古い本、関係ないよ。教会?宗教には関係ないよ、と無視しているかもしれません。

また、逆に、コロナウィルスの感染拡大は、この世の最後の日が近付いているしるしだ、異常気象も世の終わりの前兆だと不安を煽り、世の終わりが何月何日に来る、いかにも本当のことのように上手に話して自分の宗教に(キリスト教を名乗る人たちも)引きずり込む人たちもいます。気を付けましょう。

 

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2022年4月から「上水めぐみキリスト教会」の牧師。 サイクリングやジョギングが趣味。

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